南海・東海地震に対し、安心・安全な居住空間を実現するナノ結晶材料を用いた制震デバイスの製品化技術の開発
研究責任者 |
東 健司 大阪府立大学
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研究期間 (年度) |
2001 – 2004
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概要 | 本製品は、地震エネルギーを吸収し構造物の耐震安全性を向上させる制震デバイスである。そのエネルギー吸収部分に、世界初のナノ結晶室温高速超塑性材料を適用したことで、エネルギー吸収能に優れ、大変形を受けた後も性能が劣化せず、さらにひずみを受けた部位のダメージを自己回復するため半永久的に使用可能という、従来製品では望み得ない性能を達成した。本提案では、この制震デバイスの事業化の鍵を握るコストダウン技術として、ナノ結晶材料のエネルギー吸収体を高効率に加工するための超塑性ニアネットシェイプ成形技術と、その成形システムを構築した。
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