蒸発促進冷却塔による冷房用電力の削減及びピークカット
研究責任者 |
小金井 真 山口大学, 大学院理工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 低湿球温度の空気を冷却塔に送り込み、蒸発を促進することにより空調に使える低温の冷水を作り出す仕組みを考案した。その仕組みを組み込んだ外調機システムについて年間消費エネルギー量を算出し、最適運転条件を把握するために必要な蒸発促進冷却塔の性能を調べた。本研究では、試作したダクト接続型冷却塔を用いて、導入空気の湿球温度及び水空気比と水温降下度との関係を明らかにした。今回得られた結果を用いて、まず種々の外調機システム構成について夏期の空調負荷最大時の消費エネルギー量を求め、最も消費エネルギーが小さくなるシステム構成を明らかにする。さらに新たに設計した小型冷却塔で得られる実験データも加えて期間シミュレーションを行い、システムの年間消費エネルギー量を算出し、最適運転条件を把握する予定である。
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