リンゴ搾汁残渣由来有用オリゴ糖の低コスト分離システムの開発
研究代表者 |
加藤 陽治 弘前大学, 学内共同利用施設等, 研究・産学連携担当理事
|
研究期間 (年度) |
2006
|
概要 | これまでに、「リンゴ搾汁残渣の高度リサイクル技術」を開発するために、残渣を酵素処理することにより単糖を生産し、その単糖を生分解性プラスチック製造用乳酸醗酵に利用してきた。この単糖生成時にウロン酸・中性糖からなるオリゴ糖が副産物として約20%生成する。これらオリゴ糖は、整腸作用および低う触性等の機能性に加えて、新たな機能性が期待される有用オリゴ糖である。しかし、リンゴ搾汁残渣から生成するオリゴ糖は混合物であるため、この状態での利用法が制限されている。そこで、簡便で量的に処理可能な低コスト分離システムを開発する。最終的目標は、有用オリゴ糖の市場開拓を図ることにある。
|