体系的番号 |
JPMJCR02E8 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJCR02E8 |
研究代表者 |
柳田 敏雄 大阪大学, 大学院生命機能研究科, 教授/研究科長
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研究期間 (年度) |
2002 – 2007
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概要 | 生体の運動を担う生物分子モーターは、熱ゆらぎを巧く利用して効率よく働くという人工機械では見られない ユニークな性質を持っています。本研究では、蛋白質設計、1分子イメージング、ナノ計測、極低温電顕構造ダイナミクス、理論・計算機シミュレーション解析 そして運動再構成などの視点から、分子モーターが熱ゆらぎを利用するしくみを徹底的に追及します。そして、“ゆらぎ”を機能に利用するという素子のユニー クな性質が、生体システム特有の“やわらかさ”にどのように関わっているのかを、実験的そして理論的に検討します。これらの結果を基に、高分子ゲルなどを 使って、人工的に筋肉運動を再現するモデル系(人工筋肉)の構築を目指します。最終的には、 分子モーターで得られた知見をより一般化し、ゆらぎと生物シ ステムの“やわらかさ”についての統一的な概念をうち立てます。
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研究領域 | ソフトナノマシン等の高次機能構造体の構築と利用 |