冬眠を可能とする生体状態の可視化とその誘導メカニズムの解明
体系的番号 |
JPMJPR12M9 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJPR12M9 |
研究代表者 |
山口 良文 東京大学, 大学院薬学系研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2015
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概要 | 冬眠は、寒冷かつ餌の枯渇といった極限環境を、代謝活動を劇的に減少させ低体温状態で乗り切る驚異的な現象です。しかし、冬眠できる哺乳類と、私たちヒトを含む多くの冬眠出来ない哺乳類との差は何なのか、殆どわかっていません。本研究では、冬眠制御に重要な脳中枢と末梢臓器との相互作用という観点から、冬眠可能な生体状態の実体を最新の解析技術を用いて明らかにし、その制御機構に迫ることを目指します。その知見は、虚血再灌流障害予防、神経変性疾患、糖尿病予防などさまざまな医学的応用が期待されます。
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研究領域 | 生体における動的恒常性維持・変容機構の解明と制御 |