水処理システムと湿式抽出法による藻類の高効率燃料化の融合と実用化
体系的番号 |
JPMJSA1505 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSA1505 |
研究代表者 |
神田 英輝 名古屋大学, 工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2015 – 2021
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概要 | 下水から作った微細藻類が新しい溶媒抽出で燃料や肥料に! 南アフリカ共和国では下水を元にCO2を吸収する微細藻類の大量培養に成功したが、燃料にするには化石燃料による乾燥が必要で、逆にCO2を排出する矛盾が生じる。これを解決するため、液化DMEという新たな溶媒を用いる燃料化(油脂抽出)装置を開発して現地に設置する。微細藻類の残渣は木片と混ぜてマット化して肥料化する。また、南アフリカ共和国に技術が根付くように、持続可能な環境ビジネスモデルを構築するとともに人材育成を行う。 光合成に優れる微細藻類で地球規模でCO2を削減 新たな抽出溶媒によって100°C未満の温水で微細藻類を燃料化できる。また肥料化した残渣によって下水から窒素やリンを回収して土地を肥沃化できる。これら技術に立脚したビジネスモデルや人材育成手法を他地域に展開できれば、地球規模でのエネルギー問題や水圏・地圏環境の改善につながる。
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研究領域 | 環境・エネルギー(カーボンニュートラル) |