スンダ海峡津波がサンゴ礁海岸域に及ぼした影響についての緊急調査
体系的番号 |
JPMJJR1804 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJJR1804 |
研究代表者 |
西村 裕一 北海道大学, 理学研究院, 准教授
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研究期間 (年度) |
2019
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概要 | スンダ海峡津波が海岸地質環境に及ぼした影響を理解するため、サンゴ片を含む海岸の砂からなる津波堆積物の分布と産状、および津波を経験した造礁性サンゴの骨格の特徴に関する基礎データを収集する。津波堆積物については、形成直後の調査結果と比較し、この地域における津波堆積物の保存過程を理解する。サンゴについては、津波で打ち上げられたサンゴ塊と成長を続けた海中のサンゴを分析し、津波による影響を受けた骨格構造をメカニズムとともに明らかにする。さらに、得られる知見を応用して1883年にも津波災害を経験したスンダ海峡周辺において津波発生履歴の構築を試みる。陸上の津波堆積物と海中のサンゴの両方を用いて古津波痕跡を認定し利活用した例はなく、本研究を通じて熱帯地域の津波長期評価の高度化が期待される。
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研究領域 | インドネシア スンダ海峡津波 |