体系的番号 |
JPMJMI19C4 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI19C4 |
研究代表者 |
後藤 健 国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 准教授
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研究期間 (年度) |
2019 – 2021
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概要 | 先進材料として航空機に徐々に適用が広がりつつある、セラミックス複合材料は、複数の素材で構成され、過酷な環境で使用されることが多く、破壊に至るメカニズムが複雑で寿命の予測が困難なため広く普及するまでには至っていない。
破壊の素過程である、繊維破壊、マトリックス脆性破壊、界面相破壊について、まず化学反応の影響をうけない不活性ガス中の実験結果から、物理的損傷モデルを構築する。次に高温の水蒸気環境での実験結果により、酸化等の化学反応がこれらの素過程に及ぼす影響を調べ、化学的損傷モデルを構築する。両者の結果をもとに、物理的および化学的な損傷を融合させた破壊モデルを構築して、精度の高い疲労予測ツールを開発する。このように汎用な破壊モデルが構築できれば、セラミック基複合材の寿命予測が可能となり、部材から構造にまでその適用・普及を広げることができる。
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研究領域 | 持続可能な社会の実現「モノの寿命の解明と延伸による使い続けられるものづくり」 |