ザンビア鉱山地区における鉛汚染環境および鉛中毒対策としてのリスクベースアプローチの実践と効果検証
体系的番号 |
JPMJAS2001 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJAS2001 |
研究代表者 |
石塚 真由美 北海道大学, 大学院獣医学研究院, 教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | 本研究は、ザンビア共和国のカブエ鉱山地域における鉛汚染を対象とする。先行のSATREPS事業では、環境汚染による健康・社会経済への影響評価手法、オンデマンドな環境修復手法を新規構築してきた。本研究では以下の3グループ構成により、リスクベースでこれら手法の実践を行う。1)長期的な生態系回復と土壌保全、食用植物の生育向上、オンライン気象管理システムの大規模展開、グリーンパークの構築。2)前向きコホート調査と臨床症状の評価、治療および環境修復の経済学的な合理性と妥当性評価。3)鉱山ダンプサイトからの鉛拡散ルート推定による周辺住宅エリアが受ける影響評価、経済合理性のある修復手法の提案、さらに世界銀行プロジェクトと共同での環境レメディエーションの展開。現地行政機関との連携推進およびザンビア大学内ラボの活用により、研究期間後の事業自走化と将来的な汚染課題の全面解決を目指す。
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研究領域 | 環境・エネルギー分野 |