体系的番号 |
JPMJRX20B4 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJRX20B4 |
研究代表者 |
乃田 啓吾 岐阜大学, 応用生物科学部/地域環境変動適応研究センター, 助教
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研究期間 (年度) |
2020 – 2023
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概要 | 社会のダウンサイジングの帰結として、これまで無意識に提供されてきた水供給、水質浄化などの生態系サービスの機能低下が懸念されている。農家組織である土地改良区を中心に生態系サービスをどう保全し持続的に運営管理していくかが課題となっている。
本プロジェクトでは、生態系サービスの一例として中山間地域や都市近郊のかんがい排水システムに着目する。急速な農家人口の減少などにより、土地改良区が受益者として費用負担する従来システムの持続性が懸念される中、土地改良区に加えて地域住民も生態系サービスの受益者として、その対価を支払う新たな住民参加型制度の社会実装を目指す。地域住民の制度受入のための動機付け方法や生態系サービスを可視化する評価手法、現行の土地改良法に照らした法的検討などを行うことで、制度の実現可能性を検証することにより政策実装につなげる。
研究開発の成果は、土地改良区での将来ビジョンの検討過程や地方自治体における土地改良事業担当部局の政策形成過程にて具体的に参照されることを狙う。
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研究領域 | 科学技術イノベーション政策のための科学 |