概要 | 2000年代以降、日本では医療の情報化が進められてきたが、新型コロナウイルス感染症の拡大もあり、医療の情報化は一層加速していくものと考えられる。このため、医療費軽減や医療の質の向上といった情報化による効果を明らかにすることや、情報化加速に向けた施策設計のプロセスにおいて医療現場の実態を反映させる手法を確立することで、医療現場の便益と診療効率の向上および医療に関わる費用の低廉化につなげていくことが求められる。
本プロジェクトでは、これまで必ずしも明らかにされていなかった医療現場における情報化に関する費用と便益を可視化・定量化し、現場間の格差を始めとする医療現場に存在する情報化の課題を可視化する。これにより費用の低廉化と便益の拡大に向けた具体的な方策を検討し、医療分野における情報化加速のための本質的な対応策の提示を目指すものである。
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