体系的番号 |
JPMJRX20I6 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJRX20I6 |
研究代表者 |
佐々木 壮一 長崎大学, 大学院工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2020 – 2022
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概要 | 【解決すべき社会課題・ボトルネック】
地域のエネルギーには、災害時の非常用電源に代表されるように多様な用途展開の需要がある。しかし、100キロワット級のバイナリー発電所は初期費用などの問題から、地域自身が主体となって発電所を運営することが難しく、その電力を地域のために活用することができなかった。また、この規模の発電所には複数の源泉から湯を集める必要があり、源泉所有者間のさまざまな調整も運営上の課題となっていた。
【活用する技術シーズと解決するための手法】
本プロジェクトでは、長崎大学発の技術シーズであるスマートバイナリー発電の可能性試験に基づいて、地熱開発事業者と地域との対立構造の歴史を乗り越えてきた長崎県雲仙市の小浜温泉地域を最初のフィールドとして、超分散型エネルギー社会を実現するシナリオを策定する。1キロワット級の小型システムにより個別の源泉に分散して設置することを可能にし、さらに量産機械要素技術の転用によりこの発電システムの低価格化を目指す。
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研究領域 | SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(シナリオ創出フェーズ) |