CFRP複合材劣化のオペランドミクロ計測分析法と余寿命推定モデル(要素技術タイプ)
体系的番号 |
JPMJMI20C5 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI20C5 |
研究代表者 |
丸本 一弘 筑波大学, 数理物質系, 准教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | CFRP複合材料は、他の構造材料と比較して最軽量、高剛性などの特長を持つが、分子レベルでの劣化機構は未解明である。本研究では、CFRP複合材料の劣化機構のオペランドミクロ解明による余寿命推定モデルの構築と、飛行機や自動車などの実機で使用可能な劣化状態(疲労進展など)のその場計測法の開発を実施する。劣化機構の解明には、劣化に関わる現象を分子レベルで高感度・高精度に検出・解析できる電子スピン共鳴(ESR)等を活用し、材料負荷下でのオペランド分析法を開発する。他の構造解析手法等や理論計算との精緻な相関を明らかにし、マクロスケールでの劣化進展と対応させ、ナノスケールの学理に立脚した余寿命推定モデルを構築する。これまでにない持ち運び可能な超小型高感度ESRオペランド計測分析装置システムの開発準備を進め、実機の様々な場所における劣化状態のその場モニター計測分析を目指す。
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研究領域 | 持続可能な社会の実現「モノの寿命の解明と延伸による使い続けられるものづくり」 |