概要 | ライフサイエンス分野では、社会的なインパクトの大きい不正事件が相次いで発生しており、研究公正の推進は喫緊の課題である。
本プロジェクトでは、人類の知を拡大したい、あるいは疾患の新たな治療法を開発したいといった、研究者が本来持つモチベーションに着目しており、これらが尊重される研究環境を形成することが、研究活動における不正行為や不適切な行為を抑止し、質の高い研究への志向を強化するという仮説を立てた。研究者へのインタビューやwebの大規模質問紙調査を通じて得られた結果を分析し、健全な研究環境を形成するために必要な条件をガイドラインとして提案する。行政との連携を通じて、ガイドラインで提示される姿勢を広く共有する活動を推進し、研究公正の推進を目指す。
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