概要 | 新型コロナウイルス感染症の流行対策では、流行対策の科学的助言や政治と科学の役割分担のあり方を見直さなければならない機会であることが認識された。日本における新型コロナウイルス感染症の非特異的対策では、1つひとつの感染対策が要請に基づいて実行され、罰則がない一方、世間の同調に対する圧力の下で対策が成立していたことは否めない。
本プロジェクトでは、非特異的な感染症対策の実装に関して(1)社会心理学、(2)科学コミュニケーション、(3)感染症疫学の3者に分けて掘り下げ、同調・習慣化のあり方や科学的助言、科学的メッセージの伝達経路などについて検討を行う。、「受容しやすい非特異的対策」のあり方が体系化され、「つらくない社会」での感染症対策の実現を目指す。
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