1. 前のページに戻る

光をためて挑むレーザーフュージョンエネルギー

研究課題

戦略的な研究開発の推進 ムーンショット型研究開発事業

体系的番号 JPMJMS25A9

研究代表者

藤岡 慎介  大阪大学, レーザー科学研究所 高エネルギー密度科学研究部門, 教授

研究期間 (年度) 2025 – 2029
概要レーザーフュージョンによるエネルギー増幅(=点火)は実証されましたが、レーザーフュージョンをエネルギー源として実用化するためには、この反応を1秒間に10回以上という高い頻度で安定して繰り返す必要があります。この高繰り返し動作の実現が、現在のレーザーフュージョンにおける最大の技術的挑戦であり、本プロジェクトの目標です。 本プロジェクトでは、まずパワーレーザーの高繰り返し化に焦点を当て、ここで技術的ブレークスルーを生み出すことを目指します。中核技術は、光エネルギーを空間に蓄積する新方式パワーレーザー「Optical Enhanced Cavity(OEC)レーザー」です。これは、レーザーフュージョン用ドライバーとして使われている従来の固体ガラスレーザーなどで課題となっていた熱の問題を回避できることから、高繰り返し動作や高効率、さらには低コストの実現が期待されています。 さらに、本プロジェクトではフュージョン研究全体を加速させる共通基盤としてこのOECレーザーを位置づけ、レーザー照射、燃料供給、計測、解析、シミュレーションを統合した自律型研究システム”OEC-laser-based Autonomous System for Innovative fusion Sciences (OASIS)”の構築を目指します。 これまでのレーザーフュージョン実験は固体ガラスレーザーを用いて行われてきましたが、熱の問題などによって実験の頻度が低くなり、十分なデータが得られなかったため、フュージョン発生条件の検証など研究開発の進展が大きく制約されていました。そこで、OASISを活用することで、フュージョン発生条件の最適化を高速に進め、技術・知見を体系的に蓄積し、レーザーフュージョンの実現に貢献します。
研究領域(ムーンショット目標10)2050年までに、フュージョンエネルギーの多面的な活用により、地球環境と調和し、資源制約から解き放たれた活力ある社会を実現

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2026-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst